企業の取り組み事例

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和光会グループ

〒501-0104 岐阜県岐阜市寺田7-100
TEL.058-254-8080

誰もが住み慣れた街で安心して暮らし続けられる持続可能な「SDGs×地域包括ケア」の構築

SDGsゴール達成

  • 3. すべての人に健康と福祉を
  • 4. 質の高い教育をみんなに
  • 5. ジェンダー平等を実現しよう
  • 7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 8. 働きがいも経済成長も
  • 11. 住み続けられるまちづくりを
  • 12. つくる責任 つかう責任
  • 13. 気候変動に具体的な対策を

次世代リーダーからの評価点数:-点

SDGs取り組み内容

①取り組み概要
2020年3月にSDGs方針「地域とともに。Smile和光会2030」を策定・公表。同年5月には職員と地域住民向けに「SDGsの基本がよく分かるオリジナルブックレット」を出版、職員と地域に向けた啓発活動を推進している。
医療・介護・福祉・子育ての事業をSDGsの視点から捉え、経営理念とSDGs方針の実践により、誰一人取り残さない地域社会の実現に向けて取組んでいる。また、コロナ禍の自粛期間中においては、地域とそこに住まう人々を包括的に支援するため、地域に先駆けて高齢者施設でのオンライン面会や認定こども園の保育士と園児を結ぶ動画配信、地場産業を支援する「オール岐阜県産マスク」の導入など、様々な取組を実施した。

②取り組み詳細
●創業95年、理念経営の実践とSDGs推進に向けて
和光会グループは今までSDGsに合致する様々な活動をしてきたが、創業95年を機に、これまでの取り組みをSDGsのフレームを通して整理し、2020年3月にSDGs方針「地域とともに。Smile和光会2030」を策定・公表した。方針の策定にあたっては、多角的な事業運営の利点を活かし、医師や介護福祉士、保育士、外国人材など多様な人材から成るプロジェクトチームを結成し、幅広く検討を重ねた。プロジェクト発足にあたっては第一段階のゴールとしてSDGs方針公表の時期を2020年3月と定め、バックキャスティングの考えに基づき、綿密に計画を立て、組織的に方針を策定すること自体を職員へのSDGs教育・啓発活動と捉え、取り組んだ。
●啓発を目的としたオリジナルブックレットを出版
2020年5月には「SDGsの基本がよく分かるオリジナルブックレット」を出版、職員・地域住民に向けた啓発活動を推進している。ブックレットの反響は大きく、岐阜・中部エリアを越え、関東・関西・中国地方の医療法人や学校、団体から「これからSDGsを始めたいと思うので参考に」と購入が相次いだ。また、職員への教育・啓発活動として、このブックレットを用い、月一回の途中入職者研修でSDGsについて学ぶ機会を作っている。
●安心して暮らし続けられる街づくりを目指して
・医療・介護・福祉の多様なサービスの質を高めるだけでなく、病院から在宅までシームレスに連携し、子どもから高齢者、障がい者に至るすべての人が安心して暮らし続けられる街づくりに取り組んでいる。特に地域の病院を拠点とした在宅医療(訪問診療・訪問看護)のシステムは先駆的で住民の満足度も高い。
・並行して地域での介護予防教室や認知症予防教室、在宅医療フォーラムなどの開催を通して、地域の健康意識・介護予防意識の向上、ACP(人生会議)の推進にも積極的に取組んでいる。
・介護人材の裾野を広げるため、岐阜県と連携し全県規模での介護人材育成に参画、県主催育成事業に多くの講師を派遣している。
・幅広い世代の方に認知症への理解を深めてもらうために、認知症サポーター養成講座をはじめ地域での小中学生を対象とした認知症普及啓発の講座など、様々な普及啓発を行っている。介護・介助体験を通して高齢者との交流を図る場を提供し、地域共生社会実現に向けた取組にも注力している。
・岐阜県警と連携し、業務中の”ながら見守り”を実施し、地域の防犯意識の向上に貢献している。
●多職種・多業種とのパートナーシップ
・養蜂業を営む地元の老舗企業との協働による高齢者施設屋上での養蜂・採蜜に取組んでいる。認定こども園の園児が休耕田にれんげの種を撒き、そこに集まる蜜蜂が集めた蜜を採取・ろ過・殺菌し瓶詰にして販売。養蜂は、CO2をO2へ変えることの出来る“積極的SDGs”の実践といえる。(蜂の受粉によって緑化を推進することが出来るため)
・外国人材が活躍できる社会を目指し、提携先の大学で学ぶ留学生の学費援助を行なうとともに、専任の支援担当者(ベトナム人)を雇用し生活支援と介護技術習得支援を実施している。
・広報誌でのSDGsスペシャルインタビュー(地域でともにSDGsに取り組む企業のトップにインタビュー)を企画し、広く地域にSDGsを知ってもらう活動を継続している。
●コロナ禍における“誰一人取り残さない”工夫と取組
医療資材の確保が困難な状態が続いていた中、地元企業・団体から、マスクやフェイスシールドなどの寄附や職員への応援メッセージを多数いただいた。私たちは今こそ地域住民を誰一人取り残さない取組をすべきと各事業所で創意・工夫を凝らした活動を展開した。
・オンライン面会
高齢者施設の入居者とご家族が面会ができない状態が続いた。「自分が入居者さんの家族だったら、こんなにつらいことはない」というスタッフの想いから地域に先駆けて「オンライン面会を企画、実施している。
・保育士による動画配信サービス
認定こども園では外出制限の続く中で保護者の子育てを支援するため、保育士による動画配信サービスを開始。親御さんを始め遠方に住む祖父母、親戚から好評を得ている。
・「家でも出来る運動メニュー」の配布
デイサービス「G☆star(ジースター)」では、コロナウイルスの影響でデイサービスを休むご利用者が多かったため、理学療法士らが「家でもできる運動メニュー」を考案、ご利用者へ配布した。
・地場産業支援のための「オール岐阜県産の夏マスク」の導入
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた岐阜の地場産業である縫製業界を盛り上げようと、岐阜県内6社が関わって作った“オール岐阜産”マスク「ひんやり、ぎふの夏マスク」を500枚購入し、認定こども園や児童館の職員を中心にユニフォームの一つとして配布した。このマスクは、生地やデザイン、縫製など全ての工程を県内企業が手掛けている。

③今後の展開
医療・介護・福祉事業の維持・発展に向けた取り組みを通してSDGsの目標達成を目指すとともに、職員研修での継続的な啓発活動、オウンドメディアによる地域への情報発信と啓発活動、地域の企業・団体とのコラボレーションによる新たな取り組み、更にはLGBTへの配慮やフェアトレード商品の導入、地域住民を巻き込んだSDGsイベントの開催などを計画していく。
具体的には、地元の小学生とともにSDGsを考えるイベントや、医療・介護・福祉の同業者向けのSDGsセミナーの開催、障がい者を対象にして新規事業所(就労継続支援施設)でのフェアトレード商品の販売などを計画している。子どもから高齢者、LGBTや障がいを持つ方々とそのご家族など地域とそこに住まう人々を誰一人取り残すことなく、笑顔あふれる地域づくりのための取組を継続して実施していく。

SDGsに取り組んだ経緯

一般に医療・福祉業界はSDGsと親和性が高いと思われているが、実際には「すべての人に健康と福祉を」は既に実践していることではないかと感じたり、多くの事業者が地域密着であるがゆえに「世界」を遠く感じることから、関心はそれ程高まっていない。また、国が推進する地域包括ケアシステムは誰一人取り残さない社会の実現に他ならないが、財政上の問題に加え、人材不足、少子高齢化、地域における人間関係の希薄化など持続可能性には課題が残る。和光会グループは地域の先駆者として取り組んできた地域包括ケアの構築にSDGsを導入した「SDGs×地域包括ケア」を提唱し、地域包括ケアを持続可能なものとすべく、SDGs方針を策定・公表した。

企業PR

和光会グループは、医療・福祉・保健・子育てサービスを総合的に提供しています。
「みんなを笑顔に。」の理念のもと、ご利用者やそのご家族、和光会で働く職員など関わっているすべての人を尊重し、いきいきと安心して暮らせる地域社会の実現をめざしています。医療法人和光会、社会福祉法人和光会を中心とし、職員は約1600人、80以上の事業所を展開しています。(2020年4月現在)

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